表紙絵 プラトニック ～PLATONIC～
赤い風船や気球が新たな旅を繋いで バレリーナの成長とともに第２幕が開演です
館長 大根田 真
第１話 オデッセィ ～ODYSSEY～
色彩豊かな世界が開き 新たなる幕があがった
記憶と空想の旅へ 冒険が今、始まる
さぁ玩具の汽車に乗って ノスタルジーに浸りながら
明日の空まで出かけよう イマジナリーな旅をしよう
第２話 まどろみ ～DOZE～
淡く優しい風薫り 春の色も息吹く
綿毛が心くすぐり タンポポも土筆も まどろむ
第３話 光咲く ～BLOOMING LIGHTS～
光咲く季節
仔猫は はじめてのお散歩に ワクワクする
見つめられた花たちは
嬉しくて 光となって 春に咲く
第４話 心響 ～MEMORY～
あの渚 綺麗な飛行機雲だった
何処までも上昇して
そこに佇んでいたのは 幼き頃の自分
心に響くとき 記憶は時を超える
第５話 音が流れて ～THE SOUND FLOWED INTO MY HEART～
マイルス・デーヴィスに見守られて
初めて楽器と出逢った少年の心に 音が流れて
遊んでいた風船を手放し 両手でしっかり 楽器を受け止める
これからはいつも 音楽とともに
第６話 小さな約束 ～DREAM FROM CHILDHOOD～
時を忘れて 夢を語り合った
目指すは芸術の道
指輪のように 手を繋ぎ 誓い合った
その約束を 赤い風船に乗せて
第７話 カーテンコール ～CURTAIN CALL～
私はまだ小さなバレリーナ 玩具箱の舞台でデビュー！
音楽隊からも 星々からも
いつまでも鳴りやまぬ カーテンコールを受けて
未来のプリンシパルへと向かう
第８話 渚の詩 ～A POETRY OF THE SEASHORE～
白馬が生まれた白い渚 またここへ戻ってきた
母なる渚と 話したいから
あの詩を 想い出したいから
第９話 コンシェルジュ ～CONCIERGE～
ジュエリーのように心輝く
ダンディな 猫のコンシェルジュ
彼と出逢えば
憧れの世界へ導いてくれる
第１０話 舞いたくて ～FLYING HYDRANGEAS～
蒼の節 紫陽花たちは 舞いたくて
光とともに ただ舞いたくて
第１１話 フォルテシモ ～FORTISSIMO～
芸術の波を起こす 心に強く 決めた想い
どんなに砕け散ってもいい また波を起こす
第１２話 猫のカルテット ～A QUARTETTE OF CATS～
誰も知らない いつかの何処かの ある夜に
小さなコンサートが 幕を開けた
酔いしれる猫たちが 紡ぎ出す
煌めく音色 鮮やかなハーモニー
宙の星々と響き合い 躍っている
今夜は眠れそうにない
第１３話 北欧の妖精 ～FAIRIES OF NORTHERN EUROPE～
青い雫がやってきた 北欧からやってきた
水に映っているのではない
映っているように 見せているのだ
だって妖精なのだから
第１４話 真澄みなる ～PURE～
心を清めるが如く 迷うことなく 飛沫の世界へ
その想い 真澄みなる
第１５話 色彩のブルース ～BLUES OF THE COLORS～
想いを乗せた 赤い風船
宙も あの日と同じ
渚に流れていたのは ブルース
鮮やかな色彩のブルース
第１６話 風のシンフォニー ～SYMPHONY OF THE WIND～
リスタートしたくなると この渚を訪れる
想いは凪の彼方へと流して
風のシンフォニーを聴く
青い空と海が 気づいてくれれば いいのだから
第１７話 ロマンティスト ～ROMANTICISTS～
さぁ ロマンティストたちよ
芸術の森にて その想いが満ちたなら
夜空へ向かって 打ち上げよう
第１８話 渚を見つめて ～LOOKING AT THE BREACH～
おそらく彼は 人よりも
もっと遠くまで 見つめているのだろう
迷わないために
惑わされないために
第１９話 チャップリン!? ～CHAPLIN!?～
ホント？ さっき映画に出てたじゃん
チャ チャチャ チャップリン!?
第２０話 琥珀色の旅 ～AMBER JOURNEY～
琥珀色の想い出
赤い風船とともに
また旅に出よう
第２１話 青い星の鼓動 ～BREATH OF THE EARTH～
遥か空より見おろせば 青い鼓動が聴こえてくる
遥か空を見あげれば 青い宇宙が見えてくる
第２２話 言葉はいらない ～NO WORDS NEEDED～
それは夏の終わり ほんのひとときを
共に過ごす ガーベラと向日葵には
言葉などいらない
第２３話 星を見あげて ～KITTENS LOOKING UP AT STARS～
丸い 丸い 大きな瞳を輝かせて
満天の星空を見あげる
キラキラした心が夜空へ届き
無数の星となる
第２４話 天高く ～WITH HIGH PROVIDENCE～
天高く 天高く 想いを乗せた気球
上がれ 上がれ 色彩の彼方まで
第２５話 レトロモダン ～RETRO-MODERN～
気球はこの街にもやってきた
レトロとモダンが融合する街
昼と夜とが共存する街
煙突の上と 気球の中から
黒猫が見つめる街
第２６話 シンフォニー ～SYMPHONY～
ペインティングナイフで描くとき
カタチから解放される
オーケストラを指揮するつもりで
心軽やかに描き続ければ
色彩とカタチの シンフォニーが生まれる
第２７話 センチメンタル ～SENTIMENTAL～
小さな旅の記憶とともに 赤い風船はここにも
センチメンタルとは
明日を見つめながらも 昨日を振り返る気分
第２８話 幻想アンサンブル ～FANTASTIC ENSEMBLE～
それは猫たちのアンサンブル
妖精も 光の綿毛も
彼らには 何だって見える
第２９話 メタファー ～METAPHOR～
君の心はオーロラだね
あなたの心は宇宙ね
一緒に光を見つけよう
第３０話 オノマトペ ～ONOMATOPOEIAS～
ゆらり ゆらり ふわり ふわり
明日に向かって キラリ キラリ
第３１話 プレステージ ～PRESTIGE～
地球が温暖化へ向かうなら
我々は プレステージへ向かう
第３２話 アモーレ ～AMORE～
いつまでも色褪せない セピア色の想い出
いつまでも 赤い風船のように
第３３話 太陽と月を背に ～WITH THE SUN AND THE MOON～
凛として立ち続ける どんなに荒波が押し寄せても
太陽と月がいつでも 見守ってくれるのだから
第３４話 聖地巡礼 ～PILGRIMAGE TO SACRED PLACES～
恋人の頃を想い出しながら ふたりの聖地を旅しよう
あの頃と変わらぬ空と 赤い風船とともに
第３５話 アクエリアス ～AQUARIUS～
聖なる滝に 光満ちるとき
女神の水瓶から
星々が空高く 舞い上がる
第３６話 クラシック ～THE CLASSIC RACE～
カタチある伝説に 押し潰されることなく
色彩たちが 駆け出せば
新たなる伝説は そこから始まる
新たなカタチが見えてくる
第３７話 夜の遊園地 ～AMUSEMENT PARK AT NIGHT～
夜の埠頭の クレーン車を眺めると
麒麟さんたちが楽しげに
遊ぶ遊園地に見えてくる
子供に戻って 一緒に遊びたくなる
第３８話 神々しく ～THE DIVINE FOREST～
清かなる水に恵まれ 神々しき森に
光が芽生えるとき ユニコーンが生まれる
第３９話 蒼天 ～GOD～
蒼天の下 大きな翼と
大きな使命を背負った
ペガサスが生まれる
第４０話 憶万光年の旅 ～JOURNEY OF A HUNDRED MILLION LIGHTYEARS～
行けるかな この車で
あの煌めく 星の川の向こう岸まで
小さな鞄ひとつで 時間も光も超えて 旅をしよう
第４１話 光のアリア ～ARIA OF LIGHTS～
気球はこの街にもやってきた
光のアリアが鳴り響く この街へ
午前２時２２分
煙突の上の黒猫が
気球に乗った黒猫に 夢を託す
第４２話 ノーブル ～NOBLE～
虹がかかる あの場所で
そのアコーディオ二ストは
高貴な女性と出逢い 恋に落ちた
第４３話 ヴィジョン ～VISION～
それはまるで 光る水面のよう
そして広大な宇宙のよう
これが私のヴィジョンだと
バレリーナは誇る
第４４話 ファンタジスタ ～FANTASISTA～
今はまだ 中央で踊れないけれど
いつか必ず ファンタジスタになり
プリンシパルになる
第４５話 グランクリュ ～GRAND CRU～
特級のワインが生まれるほど 熟成された表現を目指して
最高級の芸術バレエに 世界が酔いしれるために 踊り続ける
第４６話 プリンシパルの夢 ～GROWING INTO PRINCIPALS～
やっと中央へ躍り出たバレリーナ
プリンシパルを夢見るライバルは 色彩ドットの数ほどに
でも諦めない 夢は叶えるものだから
そう想えるものが プリンシパルになるのだから
第４７話 ミラージュ ～MIRAGE～
幻想の象と麒麟があらわれる ミラージュの谷では
芸術の神様から愛された プリンシパルだけが
踊ることを許される
第４８話 マリアージュ ～MARIAGE～
あの教会で あの夕陽に誓った
いつまでも この赤い風船のように
寄り添っていこう
最終話 終わりなき旅 ～NEVER-ENDING JOURNEY～
色彩豊かな世界を進む それは終わりなき旅
きっと どこまでも行ける 冒険心がある限り
さぁ玩具の汽車に乗って ノスタルジーに浸りながら
明日の空まで出かけよう 未来の空まで出かけよう
裏表紙絵 魔法の舟 ～THE MAGICAL SHIP～
黒猫が見守る 午前２時２２分 魔法の舟から 星々が翔く
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